J-CODAのあゆみ

1994年(平成6年)7月

D-PRO主催 THE DEAF DAY'94(安田生命ホール)レスリー・グリア氏(米国/ろう者)が来日。

講演時に、日本で初めて『CODA』という名称と概要が紹介された。

その後、数名のコーダによって、電話・Fax・手紙を用いた情報交換が始まる。

 1995年(平成7年)9月

 D-PRO主催 オータムスクール(お茶の水女子大学)にて、米国の組織「CODA」事務局長の

ミリー・ブラザー氏(米国/コーダ)が来日。

講演終了後に、コーダが一堂に会し、それぞれの想いを語り合った。

この時、「コーダ」という手話単語が発案された(発案者:星野)。

 「コーダで集まって何かしたい!」という想いが膨らみ始める。

コーダ有志で集い(コーダの集い)、13名の日本人コーダが発起人となり「コーダの会」が発足し、名簿作成活動等を開始した。

 *このときの講演の内容は1996年4月 臨時増刊『現代思想「ろう文化」総特集』(青土社)に掲載されている。

1996年(平成8年)2月

D-PRO主催 THE DEAF DAY`96(川口リリア)にて、コーダたちが壇上で「J-CODA」としての発足を発表する。

(J-CODA宣言)

会場ロビーに記帳台を設け、大勢の関係者が記帳した。

その後、「J-CODAだより」を発行し、各種イベントを開催する。

1997年~2013年

「J-CODAだより」をFAX等で回覧。

有志が集まり、サンキューデフデイやバーベキューなど、様々なイベントや交流会、手話勉強会などを開催。

多くのろう者も交え、数々のイベントを行ってきた。

ろう者(難聴者)からコーダへ、コーダからコーダへJ-CODAの存在は伝えられ、様々なコーダがJ-CODAへ参加。

2014年(平成26年)8月

J-CODA設立20周年記念パーティーin浜松を開催。

当事者の緩やかな集まりから、組織化に向けた準備が始まる。

2015年

J-CODA組織化(会員登録を開始)

Facebook開設

この頃から、インターネットでJ-CODAの存在を知るコーダが増える。

2016年~2018年

毎年6月に総会を開催。

イベントや勉強会を各種開催。

2019年(令和元年)8月

J-CODA25周年祝賀会in横浜を開催。

2020年(令和2年)6月

 

J-CODAホームページ開設。

Zoomを活用した交流やイベントが行われるようになる。

2021年(令和3年)7月

電話リレーサービス開始セレモニーにてJ-CODAからのメッセージを発表。

※D-PRO:ろう者による文化的活動を行う当事者団体です。

※現在のJ-CODAはD-PROとの関わりは無く、独自で活動を展開しています。


【これまでに行った主なイベント】 Facebookにて過去のイベントの様子をご覧いただけます。

2013年   ・一泊旅行(熱海・伊豆)
2014年 8月 ・J-CODA設立20周年記念パーティーin浜松
2015年

2月

4月

6月

8月

10月

・ 総会

・サンキューデフデイ

・コーダのコーダによるコーダのための手話勉強会~コーダだってわからない~

・コーダの一泊研修in山梨

・手ぶらでバーベキュー

2016年

2月

5月

6月

7月

11月

12月

・自分を知る、コーダを知る

・ピクニック

・総会

・自分を知る、コーダを知る 第2弾

・改めて考える、コーダとJ-CODA

・手話研究と認知科学~視線研究~

2017年

4月

6月

7月

9月

12月

・ざっくばらん懇談会

・総会

・コミュニケーションに関する勉強会~傾聴について~

・聴覚に障害のある親を持つ聞こえる子どもがつどい話し合う会

・コーダのコーダのための手話勉強会~コーダ同士で手話を見てみよう~

2018年

2月

4月

6月

8月

10月

12月

・聴覚に障害のある親を持つ聞こえる子どもがつどい話し合う会 第2弾

・親の「老後」を考える~親を看取るということ、必要な心構えを一緒に考える~

・総会

・コーダのコーダによる手話勉強会

・CODA×語り×再発見?Smile&happy talk for CODA♪

・嗚呼…生まれてよかったと思いたい~コーダときょうだいとの語り合い~

2019年

2月

5月

6月

8月

12月

 

・旧優生保護法からコーダの存在を考える~僕たち私たち生まれてきて良かった率何%?~

・ピクニック

・総会

・J-CODA25周年記念祝賀会in横浜

・歴史から親や私たちを知り、未来を考える。

※2019年は台風や新型コロナウイルスの影響で、いくつかのイベントが中止になっています。

2020年

5月

6月

8月

9月

10月

12月

・集まれコーダ!!(Zoom)二日間連続開催

・総会(Zoom)

コーダで語ろう! テーマ/ことばと文化と障害の狭間で揺れるコーダ(Zoom)

・CODAアセンブリー 夜の部・昼の部(Zoom)

・書籍出版お祝い会 「しくじり家族」「ヤングケアラーわたしの語り」(Zoom)
・まったりカフェコーダ・居酒屋コーダ(Zoom)

2021年

3月

5月

6月

7月

11月

12月

12月

・夜ゆるコーダ・昼ゆるコーダ(Zoom)

・集まれJ-CODA!!(Zoom)

・総会(Zoom)

・笑Time&昇Time(Zoom)

・そのできごと CODAからみたらどうみえるか(Zoom)

・集まれキッズコーダ(キッズコーダ部会:Zoom)

・J-CODAゆく年くる年(Zoom)

2022年

1月

4月

6月

9月

10月

 

・Hey!CODA〜通訳ってなんだろう(通訳部会:Zoom)

・オンライン交流会(Zoom)

・総会

・アジアコーダ会議協力(Zoom)

・ろう者講師を招いて講演会開催(通訳部会:対面、Zoomのハイブリッド開催)

 デフ女子サッカー日本代表元監督 久住呂氏

 ※J-CODAではイベント終了後に交流会(飲み会)を行い、コーダ同士の交流をさらに深めています。

 

 

J-CODA設立当初から関わる阿部はこう話す。

 

長く続けようと思ってやってきたわけじゃないんだよね。

やりたいことをやってきたら、いつのまにかこんなに続いていたんだ。

「コーダで集まって何かしたいね」「旅行もしたいね」

「この集まりは無くしたくない」「コーダで語り明かしたい」

そんな想いでやってきた。

まさか、こんなに長く続くと思ってなかったし、設立時のこととか聞かれるとは思ってなかったよ。

おいら、J-CODAと一緒に生きてきたんだなぁ。

 

 

コーダたちの想いが繋がり続け、J-CODAは今日まで続いている。

そして、これからも。